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後見人の方へ

権利擁護センターは後見人の窓口でもあります!

こんな相談ありました…

 軽度知的障害がある50代女性。一人暮らしをしています。遺産分割協議や空き家となっている自宅の処分について、自分一人では物事を決められずに困っていました。本人が相談機関より情報提供をうけ、権利擁護センターに相談。権利擁護センターによる支援をうけ、ご本人が申立人となり、保佐人(法律専門職)が選任されました。
 ご本人は、不安になると日常的に昼夜問わず多方へ相談の電話をかけることが日課です。そうしたご本人への支援について課題を感じた支援者が権利擁護センターに相談しました。現状確認及び支援者の顔合わせのため、保佐人・相談員・福祉サービス提供者・障害相談機関・権利擁護センターが集まり、支援の方向性や困りごとを共有し、支援の方向性について話し合いを行いました。互いにできることやできないこと、協力してほしいこと等を話し合い、当面の支援の方向性や課題について共通認識をもちました。現在は、保佐人を含む支援者間で相談しあいながらご本人の安心した暮らしのために支援を継続しています。

後見活動に携わるみなさまとともに「意思決定支援」について考えます

「最善の利益」ありきの支援になっていませんか?

 周りからみれば、不合理なことでも、ご本人なりの考え、好み、価値観があります。わたしたち支援者はご本人の意思を尊重したい思いと、ご本人を不利益から守りたい思いがあります。そこに葛藤があり、意思決定支援の難しさを感じることがあります。
 「本人の意向がころころ変わる」、「支援を受け入れてもらえない…」といった場面で、本人の「望み」と、周囲からみた最善の利益が相反することがしばしばあります。「周囲の都合を押し付けないこと、本人の意向を尊重すること。」それは、頭ではわかっていても、ご本人の判断能力の弱まりをはじめ、様々に事情が絡み合った複雑な状況下においては、何を優先すべきなのか、悩みはつきません。だからこそ、いま「意思決定支援の考え方」が、改めて見つめなおされています。「難しいことだから、仕方ない」とあきらめるよりも「難しいことだから、みんなで考える」。
 あなたも一緒に考えてみませんか?
 

【参考】意思決定支援の考え方について

厚生労働省では、意思決定支援の考え方等について、つぎのとおり整理しています。
ぜひご参考ください。
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秋田市社会福祉協議会
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