八橋地域包括支援センター社協
活動報告
地域ケア会議-マンション・アパートに居住する高齢者へのアプローチについて
地域ケア会議-マンション・アパートに居住する高齢者へのアプローチについて |
地域ケア会議-マンション・アパートに居住する高齢者へのアプローチについて
マンションの老朽化やそこで生活する住民の高齢化について、テレビ番組などでも取り上げられるようになりました。
当圏域でも、マンションで生活しながら高齢になり、外出や金銭管理などが大変になってきてくるものの、
地域とのつながりが少ない為にギリギリまで助けを求められないなど、マンション特有の課題が増えてきたと感じています。
そこで、マンション・アパートに居住する高齢者の見守りや支援の課題について、
地域の関係者をお招きして話し合いました。
出席者
秋田県弁護士会/秋田市消防本部 秋田消防署/秋田中央警察署 生活安全課/
エイブルネットワーク秋田東店/民生児童委員/八橋地域包括支援センター社協
マンションの住人は町内や地域との関係が希薄な傾向にあり、
民生委員や地域包括支援センターなどの支援についても周知されていない。
個人情報保護との兼ね合いや住宅の構造上、安否確認が難しい。
身元保証人や緊急連絡先がない人も多く、緊急時の対応に苦慮しているが、
個人情報の開示については、入居時に具体的な取り決めをしておらず、管理会社も慎重な対応をせざるを得ない。
など、様々な悩みがある事を共有しました。
また、「契約書に、緊急時の個人情報の提供に関する内容を盛り込んではどうか」
「マンション住民を対象とした相談会やチラシ配布などの周知活動を行えるか」などの
改善に向けた意見も出され、有意義な会議となりました。
市の中心部へのマンション建設は進んでおり、マンション、アパート住民への地域社会への見守りは重要になっていくと思います。
当センターとしても、住居の形態に関わらず、訪問による支援が出来るだけ多くの人に届くよう、
センターの周知活動や協力体制づくりに取り組んでいきたいと思います。